太陽光発電の税金補助金情報

水上太陽光発電のメリット

ひと昔前、一般の家庭で家庭用太陽光発電システムの設置を検討し、実際に導入する動きが多くありました。家庭用太陽光発電システム設置に、補助金が出たためです。太陽光発電は、環境に優しいことや、電気代がお得になること、余った電力を売電できることなど、家庭にとって様々なメリットがあります。

補助金により、太陽光発電システムがちょっとしたブームとなったこともありますが、補助金の有無はともかくとして、今でも全国津々浦々太陽光発電は導入されています。そのため、陸上では新たに太陽光パネルを設置できる土地がだんだん減ってきているのが現状です。そこで今、ため池や貯水池で設置できる水上での太陽光発電が注目されています。水上に太陽光パネルを置いて、発電するシステムです。これを、水上太陽光発電と言います。

水上太陽光発電の良いところとして、水上という空き地を有効に使うことができるとういう面がよく注目されます。しかしそれだけではなく、空いたスペースを活用する以上のメリットもあるのです。発電に使われる太陽光パネルは、直射日光が当たることによって温度が上昇します。陸上に太陽光パネルを設置した場合、パネルの温度の上昇が原因で、発電力が低下してしまうことがあります。ところが、水上太陽光発電の場合は、冷たい水面にパネルを設置しているので、太陽光パネルの冷却効果が得られます。これにより、安定した発電が期待できるのです。

そんな、高い発電効率が望める水上太陽光発電システムの中でも、東和アークスのフロート式水上太陽光発電は、陸上の太陽光発電に比べ、より多くの発電量が得られると予測されています。ちなみに、こちらの水上太陽光発電で発電できると予測されている発電量は、年間約490,000kwh。これは、年間約130軒の一般家庭の電力消費量とほぼ等しいです。

また、近年、日本で起こっている大型の台風による水位の異常上昇や強風でも耐えられるように設計されているので、万が一災害が起こった時でも発電が止まることはありません。これは実際に外国の過酷な環境で使用され、それに耐え抜いた水上用太陽光発電システムを更に改良したものだからです。

今、日本全国にため池だけも約24万か所以上あります。ダム・貯水池・工業用水地等を含めたら、さらに膨大な数です。日本には、水上太陽光発電に適している場所が多数あるので、これからは太陽光発電といえば、水上用太陽光発電が主流になるかもしれません。(2021.05.08 更新)

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